15 サノス

 映画「アベンジャーズ」シリーズに出てくる「サノス」はご存知ですか?

 簡単にいうと、サノスは、宇宙のバランスを保つために、宇宙の生命を半分にした・しようとしているキャラクターです。

 なぜ、宇宙の生命を半分にした・しようとしていると表現するかというと、前編のアベンジャーズ/インフィニティウォーでは、スーパーヒーローの主人公たちの活躍も空しく、サノスは宇宙の生命を半分にすることを実行してしまい、続編のアベンジャーズ/エンドゲームでは、宇宙の生命を半分にしようとしている過去のサノスとスーパーヒーローの主人公たちが対決をする内容だからです。

 サノスは、主人公たちと対決するものの、一概には善悪のどちらのキャラクターであるのか判断できないと私は考えます。

 なぜかというと、サノスの宇宙の生命を半分にしよういう動機が、このまま生命が増えすぎてしまうと、いずれ資源を使い果たしてしまい、生命自体の首を絞めることになるので、それを防ぐという意味で、増えすぎたら減らしてバランスを取らなければならないというものだからです。

 映画を現実の世界に置き換えてみると、私たちは、このまま人口が際限なく増え続けてしまえば、エネルギー資源、農産資源の枯渇の懸念や、人口の増加が他の動植物・自然に与える影響を懸念してしまうのではないでしょうか。

 サノスは映画の中では、インフィニティガントレットを装着して、指パッチンをすることで、一瞬で、無差別で宇宙の生命を半分にします。そこには、誰が善い行いをしたから、助かったとかとか、悪い行いをしたから助からなかったということすら無いようでした。主人公たち以外、何で自分の生命が無くなるのかすら理解できなかったでしょう。人知を超えたことであるように表現されていました。

 実際にサノスが宇宙のどこかにいるのかわかりませんが、もしサノスのようなもの(ものといってよいのが議論の余地があると思いますが)があったら、人知を超えたことをするでしょうから、インフィニティ・ガントレットを使用せずに、地震・津波・台風・洪水・干ばつ・火山の噴火・隕石・疫病などによって、人口の調整を図るでしょう。

 ただし、地震・津波・台風・洪水・干ばつ・火山の噴火・隕石・疫病に対しては、各個人が備えておけばある程度対応することができるのではないかと、私は考えています。インフィニティ・ガントレットは無差別に生命を半分にしましたが、隕石を避けることは難しいとしても、それ以外については、住む場所を比較的災害に強いところにするとか、自分で農業をして食料を確保するとかや太陽光発電を利用するということで道が開けると思います。

 そうすると、どういうところに向かって、人の流れが起こるでしょうか。それは、いわゆる「田舎」(地方)です。日本が戦時中にそうだったように、時代が変わっても活路は「田舎」になります。まさに、天地がひっくり返るように価値観が変わるということです。

 しかしながら、これまでに、述べてきたようなことを、あなたが周りの人間に言っても、「仕事があるから」、「保育園の送り迎えがあるから」、「田舎のような不便なところには住めない」とか反論されて、ほぼ相手にされないでしょう。聞いた人のセンスが欠けていると、救いたいと思ってこちらが善意を伝えてもわかってもらえないのです。そういう人間は、何が起こったのかわからずして、お別れをしなければならないでしょう。残念ですが仕方がないのです。

 ところで、アベンジャーズ/エンドゲーム(続編の方)は2019年4月末の、平成が終わり、令和が始まる直前に公開されました。この頃は、平穏な雰囲気で包まれていましたが、その後はコロナ騒動が始まり、一変して、現在は不穏な雰囲気です。

 公開されたタイミングからも、この映画は重要な意味を持っていると思わざるを得ません。