20 身体(からだ)

 身体には、実存が宿っています。

 なぜかというと、実存は自然においては、気圧の差があれば均すように風を起こしたり、空気が淀んでいれば台風をそこに目掛けて進ませて悪い気を吹き飛ばしたり、大地がデコボコしていれば雨を降らせて均せて余計なものを洗い流してしまうように、身体に切り傷があれば気が付いたら治してくれていたり、風邪気味でも鼻水や痰や発熱をして身体に不要なものを取り去って治してくれたりするからです。

 科学的な理屈を考えなくても、当たり前のことです。

 実存とは、私の頸よりも遥かに私に近いと言えるでしょう。
 それほど、身近でありがたいのです。

 しかし、多くの場合で人間は身体のみが自分と勘違いしているために、実存に敬意を払って接していないでしょう。
 不規則な生活をしたり、暴飲暴食をしたり、ストレスを上手く対処しない、という身体を穢すことをしてしまうと、実存が本来の力を発揮できず、結果としてその人間の体調が悪くなります。

 従って、これも当たり前のことですが、規則正しい生活をする、栄養バランスに気を付けた食事を摂る、ストレス発散のために登山をしたり海で泳いだりすると、身体の禊払いができるわけなので、実存が本来の力を発揮することを助けるので、結果としてその人の体調が整ってきます。

 ここに、人に元来備わったありがたい点があります。

 体調を整えたければ、どうすれば、実存を喜ばせることができるのか、と考えると答えは案外簡単に出るでしょう。

 しかし、最近のニュースを見ていると、お薬やお注射に過度の期待(というよりも、妄信)をしている人間とそうでない人がはっきりと見てわかります。もちろん、お薬やお注射を完全に否定する気はありませんが、最近ニュースで出てくる、特にお注射に過度の期待をしてる人間とそうでない人を見ると、来るところまで来ているなと思わざるを得ません。

 ある人間の集団は、自分が今から摂取する、お注射の危険性について、しっかりと自分からインターネットや文献から情報収集をすることなく、諫言してくれる身近な人の善意を全く無視し、大手メディアに登場する大手製薬会社から多額の謝金を受け取っている医療関係者の話を無条件で信じ込んでしまっています。

 一方の人の集団は、そうではありません。

 お互いに説得をしようとしても不可能な状況ですが、これでいいのだと思います。

 資源に限りがある地球においては、覚知している人にとって覚知していない人間は、資源を消費するだけの存在であって、はっきり言って邪魔です。
 そういう点から考えれば、今回のお注射の騒動は何のためのものであるのか一目瞭然でしょう。わかる人にはわかる話です。

 どちらの集団も自分たちが覚知していると考えているでしょうから、時間がはっきりとした答えを出してくれるのを、私は実存を大切にしながら待つことにしたいと思います。